先日19日に開催された衆議院本会議にて、
与党などの賛成多数で可決されました。

今後の流れとしては、参議院に送られ、
内閣委員会の審議を待つのみとなります。

一部の有力な情報筋によりますと、
来月7月10日には全ての採決を通過する
可能性大との情報も入ってきております。

全ての採決を通過すれば、
カジノIR事業の開発スピードに
更なる拍車がかかることはほぼ間違いないでしょう。


■日本は世界屈指の経済大国


まず、日本におけるカジノIRの必要性を語る前に、
そもそも日本の世界経済的立ち位置を
理解しておく必要があります。


2016年のGDPランキングによると、
日本は世界第3位の経済大国であことが
お分かりいただけると思います。


1位 アメリカ(18兆624億USドル)
2位 中国(11兆232億USドル)
3位 日本(4兆9,386億USドル)

※参照元:世界経済のネタ帳


■観光産業も右肩上がり


ここ10年間の来日外客数はいまや
年間3,000万人といわれています。


日本政府はこの来日外客数を
2020年には4,000万人、
2030年までには6,000万人を
目標に掲げているといいます。


現状が3,000万人であることをふまえると、
2030年の6,000万人はピンときませんが、
この数字は近い将来達成する可能性が非常に高いです。


その最大の理由は、中国人観光客にあります。



■観光産業を盛り上げる中国人観光客の実態


現在、日本に観光に来ている中国人の割合は
中国全体のわずか0.5%。


中国の人口は約13億8,000万人といわれており、
もうすぐ14億人に迫る勢いです。


その中でも、現在資産1億円クラスの
富裕層は約158万人といわれており、
日本はまだまだこれらの富裕層を
とりこめていないのが現状と言われています。


もちろん中国人だけがターゲットではありませんが、
これらの富裕層を世界から取り込むことができれば、
日本の経済は飛躍的に活性化するでしょう。


しかし、カジノIR施設自体はすでに
ラスベガス・シンガポール・マカオ等
世界各国に点在しており、日本が進出したところで
そこまでの効果はあるのか?という疑問が残ると思います。


そこで、日本IRの最大の魅力となるのが、
一時期テレビでもよく耳にした「おもてなし」文化です。



■日本IRの魅力


バカラ、ブラックジャック、ルーレットと、
どこの国に行ってもカジノ自体で体験できることは一緒です。


では、なぜ日本に世界のカジノ業界が注目しているのか?


それは、日本のホスピタリティの高さです。


ホスピタリティの定義は諸説ありますが、
わたしの解釈で説明すると、「心からのおもてなし」や
「細かな心遣い」「深い思いやり」といった意味です。


海外に行ったことのある方はすでにご存じかと思いますが、
食事やホテルといった施設ひとつとっても、
日本との風習や習慣の差を感じると思います。


日本にいるとあまり気づくことありませんが、
日本のおもてなし文化は世界からも
かなりの高評価を受けており、それは海外の企業も
活動の一環としてに取り入れているほどだそうです。


重ねて、日本の食事。


「和食」は四季が明確な日本特有の豊かな食文化であり、
ユネスコ無形文化遺産にも登録されたほど
世界からは和食への関心が高まってきています。


そして、日本特有の文化。


IRには劇場も建設される予定です。


そこで公演される内容は様々です。


オペラやクラシック等の一般的なものでは
日本楽器のすばらしさをアピールすることができます。


またアイドルやアニメ等、日本独自の文化を取り入れることで
特異性が生まれます。


歌舞伎を英語でやるのも面白いかもしれません。


日本文化に興味のある外国人は多いので、
素晴らしい観光戦略に繋がるはずです。


これら独自の魅力に加えて、
「日本特有の高いホスピタリティ」を
世界に提供できれば日本IRの成功は堅い。


だからこそ世界のカジノ王たちが日本のIR市場へ
投資を始めている理由であり、必要とされている理由です。


■追伸


これまで、世界のカジノIRの主体は欧米でしたが、
その波はほぼ確実に日本にきています。


現在、ベトナム、フィリピンもIRを作り始めているとのことで、
どうやらカジノIRのおおとりを飾るのは日本、
ということになりそうです。



実は、日本版カジノIRにおける人材という
利権を掌握するためのプロジェクトが既に
動き始めています。


そのプロジェクトの名称は「SIRプロジェクト」です。


SIRプロジェクトはカジノIRにおけるディーラーの
育成、輩出のために立ち上げられたプロジェクトです。


その資金調達を行うために「SIRコイン」という
暗号通貨が発行されます。