個別株投資を始めようと思った人が、
まっさきに思い浮かぶ投資先の筆頭が
トヨタ自動車(7203)ではないでしょうか?

知名度や企業のブランド力、
自動車販売台数でも世界ナンバー1。

営業利益2兆8000億円、時価総額も20兆円と
日本国内ではダントツの数字です。

それゆえ株価も安定している、大きく下がりっこない
という先入観がありそうですが、事実は異なります。


個人的には、トヨタ自動車は個人投資家向きの
投資先ではないと結論しています。

その理由は
「株価の先読みが一筋縄ではいかないことに加えて、
安定成長が見込めない」ためです。

国際優良株は本業と関係ない海外景気、
為替レートの急変動など、収益変動の影響を受けやすい
という特性があるのです。

まず1点目の景気ですが、自動車は単価の高い耐久消費財です。

耐久消費財は景気のいい時であればどんどん売れますが、
不景気になると単価が高いため購入しにくくなるのです。


続いて2点目、為替です。

円安のタイミングは輸出額が大きくなるため企業業績はプラスに
働きますが、逆に円高のタイミングはマイナスとなります。

3万ドルの車をアメリカで1台売るとします。為替レートが120円
であれば360万円になりますが、80円だと240万円に。

為替レートの急変動で業績が変化してしまうのです。

国際優良株はすべてうまくいくことを前提に経営していくのです
が、すべて順調に進む場合のほうが少ないです。

業績を左右する要因がその他の株よりも多く、投資判断も非常に
難しいという面があります。